訪問美容師の名刺作成の費用感や作成方法、載せるべき情報とは?
訪問美容師として活動していくうえで、名刺が必要となるシーンは少なくありません。
とはいえ、どんなデザインにすべきか、何の情報を載せたらいいのかなどが分からない方もいらっしゃるでしょう。
この記事では訪問美容師に向けて、名刺の作り方や名刺を誰でも簡単に作れるサービス名、また訪問美容師が名刺を作るときに押さえておきたいポイント等をご紹介します。
Contents
訪問美容師に名刺が必要になるシーンとは?
訪問美容師に名刺が必要になるのは、以下のようなシーンです。
・ケアマネージャーや介護施設、病院などに営業をかけるとき
・チラシをポスティングするとき(チラシと一緒にクリップで留めて入れる)
・美容院で働いているなら、訪問美容の案内をするとき
・施術前後のご挨拶のとき
お客様に来店してもらう美容院とは違い、訪問美容師は自ら積極的に施設や個人のお客様に向けて営業をかける必要があります。そんなときに必要な情報を明記した名刺があれば、相手にも安心してもらいやすくなるでしょう。
また初回のお客様であれば、施術前もしくは後にも名刺を渡します。お客様に直接渡すか、あるいはご家族やヘルパーの方に渡すことで、気に入っていただけた場合にリピートしてもらうことができます。
いつ・どこでお客様と繋がるチャンスがあるかわからないため、訪問美容師は専用の名刺を、常に手渡せる状態で用意しておきましょう。
訪問美容師の名刺作成の方法は大きく4種類
実際に名刺を作りたい場合、どうやって作ればいいのでしょうか。
名刺作成の方法には、大きく分けて4種類あります。
1.デザイン作成~印刷までプロに依頼する
2.デザイン作成は自分で、印刷は業者へ依頼する
3.デザイン作成~印刷まで自身で行う
4.テンプレートから選んでデザイン作成~印刷までできるサービスを利用
それぞれについてご紹介します。
1.デザイン作成~印刷までプロに依頼する
デザインや紙質までこだわりたいなら、デザイナーや印刷会社といったプロの業者にお願いするのがおすすめです。
「デザイン費」や「印刷代」「紙代」などの費用はかかりますが、質の良いオリジナルの名刺が作れます。
訪問美容師の中でも、洗練された技術やデザイン力の高さをアピールしたいのであれば、名刺の質までこだわってみるのも良いでしょう。
2.デザイン作成は自分で、印刷は業者へ依頼する
デザインを学んだことがあったり、自分で考えるのが好きだったりする場合は、PhotoshopやIllustratorといったソフトを触って、オリジナルの名刺を作るのもよいでしょう。入稿データを印刷会社に依頼すれば、キレイに印刷した名刺が出来上がります。
また名刺はデザインをプロに頼むだけで3~5万円程度はかかるため、自分でデザインを考えればコストを大幅に抑えることが可能です。
また自身の納得いくものが作れるうえ、ちょっとした変更も自分のタイミングで好きな仕様にできるといったメリットもあります。
3.デザイン作成~印刷まで自身で行う
より制作費用を抑えて名刺を作りたいのであれば、デザインの作成から印刷まで、全工程を自分で行うのも1つの方法です。自宅にプリンターさえあれば、パソコンで自作した名刺データを取り込むだけで、手軽に手作りの名刺を印刷できます。
また自宅のプリンターであっても「光沢感のある用紙」「厚みのあるマットな用紙」「和紙素材の用紙」など、幅広い種類から好みの紙質を選んで、こだわりの名刺を作ることが可能です。
▼エレコム 名刺用紙 マルチカード
引用元:エレコム 名刺用紙 マルチカード A4サイズ 速切り クリアカット 250枚 (10面×25シート)
▼クラフトカード 名刺サイズ
引用元:ペーパーエントランス クラフト メッセージ カード 名刺 100枚
4.テンプレートから選んでデザイン作成~印刷までできるサービスを利用
自分でデザインを作ったり専用ソフトを触ったりは出来ないものの、なるべく費用は抑えたい・オリジナリティを取り入れたいというのであれば、テンプレートを選んで作れる名刺サービスを利用するのがおすすめ。
テンプレートへ感覚的に情報を入れていくだけで、誰でも簡単に見栄えの良い名刺を作ることができます。
完成したら紙質を選択し、そのまま印刷依頼までサービス内で完結するためとても便利です。
具体的には、ラクスル・ビスタプリントといった会社がこのようなサービスを展開しています。
▼全200種類以上のデザインテンプレート。
さらに業種別でデザインが分かれており、「美容・エステ」のための名刺テンプレートもあります。
▼テンプレートは、5,000種類以上。
10分でできて最短2営業日でお届けだから、すぐに名刺が必要な人にも便利なサービスです。
訪問美容師の名刺に載せるべき情報とは?
それでは、実際にどんな情報を名刺に載せればいいのかをご紹介します。
訪問美容師の名刺サンプル
一般的に、最低限載せるべき情報は以下のようなものです。
【一般的な掲載すべき情報】
・屋号(サロン名)
・肩書き(役職・職種)
・氏名
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・ホームページ
・SNS(LINEやtwitter、Instagram、facebookなど)
上でご紹介した名刺サンプルには、これらの最低限の情報が載っています。
さらに、アピールするためにプラスで情報を入れるなら、このような内容を入れるとよいでしょう。
訪問美容師の名刺サンプル
【+αで載せたい情報】
・QRコード
・保持資格(介護職員初任者研修などの介護系の資格など)
・簡単な自己紹介
・自分の顔写真
名刺にホームページのURLを載せても、なかなか文字を入力してアクセスしよう、とはなりづらいですよね。しかしQRコードでホームページに飛べる、LINE登録できる等の設定にしておくと、URLを打ち込む面倒を軽減できる上、アクセスや登録数の増加も促せるでしょう。
また資格、とくに介護系の資格を載せておくと、営業先のケアマネジャーや施設の責任者、個人のお客様からも信頼を得やすいためおすすめです。
さらに訪問美容師は人づてに紹介してもらう、あるいは初対面のお宅にあがる機会の多い職業です。人柄が分かるような、簡単な自己紹介や顔写真を名刺にいれておくことで、あらかじめ顔や人となりを把握し安心していただくことができます。
訪問美容師が名刺づくりで注意するポイント
最後に訪問美容師が名刺づくりをするうえで注意しておきたいポイントをご紹介します。
ポイントはこの2つです。
1.チラシとの情報量のバランスを考える
2.オシャレ感と安心感のバランスが取れたデザイン
それぞれについてご紹介します。
1.チラシとの情報量のバランスを考える
名刺は、単体ではなくチラシやリーフレットとセットで渡す場合も多いです。
そのときは両者に同じ内容を、同じ情報量盛り込むのでなく、それぞれ役割をわけて作成するのが望ましいでしょう。
例えば、チラシに「自己紹介」や「顔写真」「自分のサロンやお客様への思い」などをしっかり掲載するなら、名刺は必要最低限の情報でシンプルに仕上げましょう。
名刺はどうしてもサイズが小さいので、あれもこれもと情報を盛り込みすぎずに、チラシとうまく情報を分けるとキレイなレイアウトにまとまります。
2.オシャレ感と安心感のバランスが取れたデザイン
「訪問美容」はどうしても介護職のイメージが付きやすい仕事であり、お客様も高齢者の方・要介護者の方が多いです。そうしたお客様のことを考えると、通常のサロンのような「デザイン性」だけを追求した名刺よりは、どこか誠実さや親しみのあるデザインの方が、安心してもらいやすいでしょう。
ただし完全に介護系のデザインに振り切ってしまうと、オシャレさやトレンド感を追求する、美容師本来のイメージが無くなってしまうというデメリットもあります。
お客様の「サロンと同じ施術を家や施設で受けられる」というワクワク感を維持するためにも、美容師らしいトレンド感と安心感をうまく取り入れられると良いでしょう。
まとめ|アナタらしい名刺で訪問美容のチャンスを広げよう!
今回は訪問美容師のための名刺づくりについてご紹介しました。
名刺のわかりやすさやデザインによって、お客様からの信頼性や印象は大きく左右されます。
ぜひアナタらしい1枚を作って、訪問美容のチャンス拡大につなげていただければ幸いです。
▼あわせて読んでほしい記事