入院中に髪の毛が洗えない・美容院に行けないときの対処法は?リアルな体験談も紹介
「入院中、毎日髪の毛が洗えなくて気持ち悪い」
「もう何か月も病気で美容院に行けておらず、髪がボサボサで辛い」
入院中、そんな「髪の毛」に関するお悩みを抱える女性は数多くいらっしゃいます。
しかし対策や工夫次第では、こういった髪に関するトラブルを軽減・回避することができるかもしれません。
この記事では「入院中の髪のお悩み」をテーマに、長期間「洗髪」や「ヘアカット」「ヘアカラー」ができず悩んでいる方の体験談や、試してほしいおすすめの対処法などをご紹介します。
Contents
入院中の髪の毛の悩み、どんなものがある?みんなの声を調査
長い入院期間で、実は意外と大きな問題となるのが「髪の毛」に関するお悩みです。
調査を実施したところ特に多く見られたのが
・入院中に髪が洗えなくて辛い
・入院中、散髪に行けず髪がボサボサで辛い
という声でした。
「入院中、髪の毛が洗えなくて辛かった」という方の体験談
私の場合、足の骨折で3ヶ月入院経験があります。
手術後3週間はベットから全く動けなかったので、体も頭も濡れタオルで、看護士さんに拭いてもらうことしか出来ませんでした。
気持ち悪かったですが、どうしようもない状態でしたので、毎日濡れタオルをもらって頭を拭いてました。
何とか車イスで動ける状態になったら1週間に2回、お風呂に入れてもらって頭を洗ってました。
参考:Sooda!
出産の時だけの入院でしたが、夏場で3~4日に一度でした。とても気持悪かったです。
出産時の入院なんて、6~7日程度ですが、入院時に1回だけって・・つらかったですね。
2人目の時は「洗い流さないシャンプー」っていうのを介護用品のお店でみかけたので、それを洗髪のない日に使用しました。
やらないよりは、ぜんぜんさっぱりしました。
参考:Sooda!
手術前は自分でお風呂に入っていたので毎日、洗ってました。
手術後はしばらくお風呂に入れず、4、5日くらいは洗えませんでした。
その後は2、3日おきに一度洗ってました。手術後はかゆいとか気持悪いとか思ってる余裕もなく、お風呂に久々に
入るときも体を動かすのが大変でお湯で流しただけでした。
参考:Sooda!
「入院中に髪の毛を洗えなかった」という方の多くが
・頭皮が痒い
・フケがひどい
・髪の毛がボサボサになる
・皮脂で気持ち悪い
といった症状に悩まれていたようです。
ただし中には「手術後の症状が辛く、髪の毛どころではなかった」「髪を洗う以外の方法で対処していた」といった声も見られました。
「入院中、美容院に行けず辛かった」という方の体験談
ただ今切迫早産で入院している33週の妊婦です。
入院生活が4ヶ月に入り、美容室も半年ぐらい行けていません。
36週で退院予定なのですが、美容室に行くのを産前か産後か迷っています。万が一美容室で破水したらどうしようと心配しています(;O;)
ただ、出産後はさらに行けなくなるとなると1年弱我慢する自信もありません。。
参考:Yahoo知恵袋
現在大怪我で長期入院中です。
その為、白髪がとても目立つようになり気が滅入っています。
あと二ヶ月は入院予定なのでなんとかしたいのですが、色々制限制約があり、ベストな方法が見つかりません。。
参考:Yahoo知恵袋
1か月以上の長期入院となると、生え際のカラーや白髪・ボサボサの髪の毛に「耐え難い」と感じる方が少なくないようです。
また、あらかじめ入院予定日がわかっている方の中には、長期的に美容院へ行けないことを考慮した「髪型」や「髪色」をオーダーされる方も多く見られました。
入院中の洗髪の頻度・様子とは?
病院のシャワールーム
入院中、どのくらいの頻度で髪を洗えるかどうかは「各病院の方針」と「入院した症状の内容・重さ」によって大きく異なります。
希望すれば毎日1回は洗髪できる病院もあれば、2日に1回、1週間に1回など、シャワーを浴びられる日が限定されている病院も少なくないようです。
1日1回洗髪できた方の声
数日間に1回しか洗髪できなかった方の声
また病院の環境だけでなく「ご自身の体調や症状の度合い」が原因で、そもそも髪の毛が毎日は洗えなかったという声も多数見られました。
体調の問題で髪が洗えなかった人の声
調査の結果、入院中に髪の毛を洗える頻度としては
・最も多い方で「毎日1回」
・最も少ない方で「1週間に1回」ほど
であることがわかりました。
入院中、髪の毛が洗えない時の対処方法
ここまで見てきた通り、病院の環境や自身の体調によっては、長い間思い通りに髪を洗えない可能性があるとわかりました。
「入院で長期間髪を洗えない方に実践してほしい対処方法」について、ご紹介します。
1.ドライシャンプー
2.温かい蒸しタオルで頭皮を拭く
3.地肌用のふき取りシートで頭皮を拭く
4.看護師さん・ヘルパーさんに洗髪をお願いする
1.ドライシャンプー
1つ目の対処法は「市販のドライシャンプー」を使用するというものです。
ドライシャンプーとは「水で洗い流さない、場所を問わず使用できるシャンプー」のことです。ドライシャンプーを乾いた髪の毛に揉みこみ、仕上げにタオルでふくだけで、手軽にサッパリ清潔な髪の毛に仕上げることができます。
さすがに通常のシャンプーと同じレベルの清潔感を保つのは難しいですが、数日間であれば、入浴できないときの対処法として有効です。
おすすめ商品の例
セトル ドライシャンプー N
ナチュラルフローラルの香り 80g ¥1,980(税込)
セトル ドライシャンプー F
フルーティーフローラルの香り 80g ¥1,980(税込)
皮脂吸着パウダーが皮脂や汗を吸い取り、ベタついた髪や頭皮をさらさらにリセットする、スプレータイプのドライシャンプーです。植物由来の美容成分がたっぷり配合されており、消臭効果で頭皮の気になる匂いをしっかりカバーします。
爽やかで清涼感のある「ナチュラルフローラル」と、リラックス効果のある「フルーティフローラル」の2種類の香りを展開しています。
また、ドライシャンプーには介護用の商品もありますが、最近では美容サロンや化粧品メーカーが販売する、使い心地や香り・配合成分にまで配慮されたものも増えてきています。
ドライシャンプーについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
→ 訪問美容に便利なドライシャンプーとは?使用手順からおすすめ商品まで解説!
2.温かい蒸しタオルで頭皮を拭く
2つ目は「温かい蒸しタオルで頭皮を拭く」という方法です。
数日間、髪が洗えない場合も、蒸らしたタオルでしっかり「頭部の皮膚」まで拭くことにより、かなりベタベタ感を軽減することができます。
「毎日の洗髪は無理だったが、蒸しタオルで拭くのはOKだった」「毎日、看護師さんが温かいタオルを用意してくれた」という声も多く見られたので、髪が洗えず悩んでいる方は、担当の看護師さんやヘルパーさんに一度相談してみるとよいでしょう。
3.地肌用のふき取りシートで頭皮を拭く
3つ目は「頭皮に使える、地肌用のふき取りシートを使用する」という方法です。
夏場に使う汗拭きシートのように、頭皮のケアに使える商品が最近では発売されています。
参考商品
マンダム ルシード
カラダと頭皮のデオペーパー ¥414円 (税込)
頭部の汗や皮脂をしっかり拭きとれるため、手軽な応急処置としてこちらもおすすめです。
4.看護師さん・ヘルパーさんに洗髪をお願いする
4つ目は「担当の看護師さんやヘルパーさんにお願いする」という方法です。
口コミの中には「もともと数日に1回の洗髪だったところ、看護師さんにお願いして毎日に変えてもらった」という方もいらっしゃいました。
病院や他の利用者さんの状況によっては、要相談で髪を洗う頻度をあげてもらえる可能性があります。まずは一度、身近な看護師さん・ヘルパーさんに確認してみるのがおすすめです。
入院中、美容院へ行けない時の対処方法
続いては「洗髪できない」というお悩みの次に多かった「入院中、美容院へ行けなくて辛い」という悩みの対処法について見ていきましょう。
工夫次第で、入院中でもなるべく美しい状態で髪をキープすることが可能です。
1.入院前にヘアカット・カラーを工夫してもらう
2.邪魔になりづらいヘアアレンジをおこなう
3.訪問美容サービスを利用する
1.入院前にヘアカット・カラーを工夫してもらう
入院中、美容院に行けないときの対処法1つ目は「入院前のヘアカット・カラーを工夫してもらう」です。
ヘアスタイルであれば、長い間カットしなくても型崩れがしづらいものを、カラーであれば生え際が伸びても目立ちづらい染め方をオーダーするとよいでしょう。
例えばヘアスタイルの場合、1~2か月の入院であればサッパリとしたショートカットが良いですが、何か月もかかる長期入院の場合は、毛量の多い「ロングヘア」のほうが、型崩れしづらいというメリットもあります。
また髪を染めている方は、ローライトや暗めのグラデーションをお願いすると、髪が伸びても汚くなりづらいためおすすめです。
ヘアカラー「ローライト」の例
引用:https://www.instagram.com/p/CiO9HeDvi7Z/
2.邪魔になりづらいヘアアレンジをおこなう
2つ目は「髪が伸びても邪魔になりづらいヘアアレンジをする」という方法です。
長い間、髪がカットできない、トリートメントなどのケアもできないとなると、髪がボサボサになってしまうのは当たり前のこと。
こういった場合は「伸びた髪をくくってお団子にする」「前髪はヘアピンでとめる」など、傷んだ髪が目立ちづらく邪魔にならないようなアレンジをすると良いでしょう。
中でもおすすめなのが、手軽に髪を1つにまとめられる「ヘアバンド」を使用する方法です。
引用:https://www.instagram.com/p/CiBqW6rJEXV/
ヘアバンドを使用すれば、伸びた前髪が邪魔にならない上、傷んだ髪の毛もさっと後ろにまとめて隠すことができます。
ゴムが堅いものは長時間つけると痛くなってしまうので、材質が柔らかく締め付けのないものを選ぶと安心です。
3.訪問美容サービスを利用する
3つ目は「訪問美容サービスを利用する」という方法です。
訪問美容とは、プロの美容師が自宅や病院など指定した場所へ出張し、サロン同様にヘアカットやカラーを提供するサービスのことです。
「病気やケガ、妊娠」といった何らかの理由により、美容室へ足を運べない方(およびそのご家族)のみ利用することができます。
訪問美容サービスを利用した方の声
初めての訪問カットでしたが、感じの良い方で、会話も楽しめました。
体調を崩して外出が難しくなり、ずっと美容室に行けてなくて、久しぶりのカットで本当に気分的にも、上がりました。
カットとシャンプーでしたが、髪も心もスッキリ出来ました。本当にありがとうございました。
参考:くらしのマーケット
骨折で美容院に行けない、母の出張カットをお願い致しました。
母は認知症でもあるのですが、美容師さんもアシスタントさんも親切にご対応いただき、トラブルもなく無事にカットしていただきました。仕上がりも大満足です。
参考:くらしのマーケット
訪問美容では、美容師がカットやシャンプー・カラーに必要な道具をすべて持参するため、利用者の方が別途何か準備をする必要はありません。
また施術時はしっかりと周囲を養生し、作業後もゴミや髪の毛をきれいに掃除するため、病院側に迷惑をかける心配もなく安心です。
「入院中、どうしてもヘアカットやカラーをしたい」という場合は、看護師さんに相談の上、訪問美容サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は「入院中の髪の毛のお悩み」をテーマに
・髪が洗えない
・美容室に通えない
という2つの問題についてお話ししました。
気分が沈みがちな入院期間だからこそ、工夫を凝らして、髪の毛の不快さやトラブルを回避したいものです。
「これから入院を控えている」
「現在、入院の真っ只中だ」
「今度、家族が長期入院を控えている」
そんな方は、ぜひ本記事も参考にしながら、入院中の髪の毛対策について考えてみてはいかがでしょうか。
また、当サイト「GOCHOKI」では、訪問美容サービスに関するお役立ち情報を毎月発信しています。
気になっていただいた方は、ぜひ以下のリンクからご一読ください。