自宅でできる子どもの簡単なヘアカット方法!切り方のコツを紹介
「忙しくて、子どもを美容室に連れていく時間がない」
「子どもが美容室が苦手で、自宅でヘアカットせざるをえない」
「節約のためにも自宅でヘアカットをしたい」
子育て中のママやパパであれば、上記のように、子どものヘアカットについて悩むことも多いのではないでしょうか。
とはいえ、美容師さんと同じようにヘアカットをしようとしても、なかなか難しいですし時間もかかってしまいます。
そこでここでは、バリカンを使う方法を中心に、男の子女の子ともに活かせる簡単なヘアカット方法についてご紹介します。
Contents
子どもの自宅でのヘアカットに必要なもの
自宅で子どものヘアカットをするとき、ぜひ揃えておきたい道具をお伝えします。
・バリカン
・はさみ、くし
・ヘアキャッチャー(散髪用ケープ)
バリカン
バリカンというと「刈り上げとか坊主にするのにしか使えないんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、長さ調節アタッチメントを付けることで、簡単にセットした長さにヘアカットすることができます。
この長さ調節アタッチメントは、製品によりますが1mm〜70mm(7cm)の長さまで刈り分けられるものが多いです。
また、最近のバリカンは進化しており、「スキ刈りコーム」と呼ばれる髪をすくためのアタッチメントがついていると非常に便利です。
アタッチメントを使い分けながらヘアカットしていくことになるので、バリカンを購入するときは「長さ調節アタッチメントの性能は十分か」「スキ刈りコームはついているか」ということに注意しておきましょう。
はさみ、くし
「前髪を少しだけ短くする」「耳周りの髪を少しだけカットする」など、細かなカットのためにはやはり、はさみとくしがあると便利です。
ちなみに、くしには二通りの使い方があります。
1つは、髪をカットするときのガイドとしての使い方。
くしで髪を平らにならしながらカットすることで、想定より切りすぎてしまうことを防げます。
2つ目は、ヘアカットした後、髪の間に残っているカットされた毛を掃除する使い方です。
はさみとくしを仕上げで使うことで、より綺麗にヘアカットしてあげることができます。
ヘアキャッチャー(散髪用ケープ)
ヘアカットを自宅でするとなると「切った髪が散らばって、掃除が大変なんじゃないか」と思う方も多いでしょう。
ですが、散髪用のケープであるヘアキャッチャーを使えば、ヘアカット後の片付けも簡単に済ませることができます。
ヘアキャッチャーは100均などでも手に入るので、子どものヘアカットをする前に準備しておきましょう。
また、子どものヘアカットを自宅でする際には、床に新聞紙やレジャーシートを敷いた状態で行うと、髪が床に落ちても安心です。
自宅でできる、バリカンを使った安全・簡単な子どものヘアカット方法
子どものヘアカットにおける注意点と、男の子女の子ともに活かせるヘアカット方法についてお伝えします。
ポイント①髪が乾いている状態でヘアカットする
ヘアカットをする前に、髪が完全に乾いている状態かどうか確認しましょう。
また、乾いている状態であっても、寝癖などがついているとカットする時ひっかかり、子どもが痛がる可能性があります。
髪に癖がついていれば、一度髪を濡らして、乾かした後にヘアカットをすることをオススメします。
ポイント②一気に切らず、徐々に短くしていく
髪の毛を一気に短く切るのではなく、徐々に短くしていくようにヘアカットすることで、大きく失敗することを防げます。
髪の毛が長い場合は、まず最初にはさみで仕上がりの髪の長さ+2、3cmにカットしておき、そこからバリカンを使用するのがオススメです。
バリカンを使用する際も、長い設定から徐々に短くしていく方がうまくヘアカットができます。
例えば「最初は15mm、次に10mm、最後に5mmで仕上げる」などがよいでしょう。
えりあしのカット
えりあしをカットするときは、えりあし部分を縦に4分割するイメージでカットしていきます。
縦に4分割とは、左、中央の左寄り、中央の右寄り、右と分けるイメージです。
中央の右寄り→右→中央の左寄り→左と、中央部分を先にしていきましょう。
また、髪をカットしているバリカンを浮かせるタイミングは「切りたい位置より少し手前」です。
気持ち早めに、スッと浮かせることで綺麗にカットすることができます。
バリカンを使ったヘアカットが初めての場合、お子さんが怖がる可能性もあります。
カットを始める前に「ブーンって音がするよ」「切るねー」と声をかけることをオススメします。
耳周りのカット
耳周りは、えりあしより3〜5mmほど短いアタッチメントで刈っていきます。
その際、耳に当たってケガをしないよう耳を押さえながらカットしていきましょう。
また、もみあげ部分はカットしすぎないよう注意しておきましょう。
もみあげより後ろを耳の形に沿ってカットしてあげるとうまくカットできます。
トップ(側頭部、後頭部)のカット
トップを切るときは「スキ刈りコーム」を使って髪の毛をすいていきましょう。
髪をすくときは、髪をよくとかしてから毛束を手にとり、上から下へ軽くなでるようにすいていくのがコツです。
すくときも、一気に切ろうとするのではなく、徐々に目標の長さまでカットしていくと失敗しにくいです。
前髪のカット
前髪も、まずはスキ刈りコームで調節していきましょう。
ただ、子どもが下を向いている状態で切ってしまうと短くなりすぎるので、できるだけ正面を向いているときにカットするのがオススメです。
バリカンでカットをした後、目にかかる毛が残っているときははさみでカットしていきましょう。
ハサミだけを使った子どものヘアカット方法(男女別)
ハサミだけを使ったヘアカットについて、簡単に解説します。
ハサミを使う場合、基本的には髪の毛に対して横ではなく、斜めにハサミを入れてカットしていきます。
斜めにハサミを入れることで、毛先が揃いすぎず、カットの仕上がりが自然な印象になります。
ハサミだけを使った男の子のヘアカット
①霧吹きスプレーで軽く髪を濡らし、耳の後ろあたりで髪の毛を前後に分ける。
②髪の毛をヘアクリップなどで上下に分けながら、耳周りやトップの髪をはさみでカットしていく。えりあしも同じようにカットする
③スキばさみを髪の中間から毛先に向かって入れ、全体を整える。
④前髪をカットする。サイド部分は前髪の端とサイド部分を一緒に持ってカットすることで段差ができにくい。
ハサミだけを使った髪の長い女の子のヘアカット
①後頭部の髪を上下に分けて、全体的にスキばさみで整えていく。髪の毛の中間あたりから何度かにわけてスキばさみを入れていく。
②サイドの髪は上下に分けず、スキばさみを入れていく。
③前髪とサイドの髪を一緒に持ち、顔の輪郭に沿ってはさみで斜めにカットを入れていく。
自宅での子どものヘアカットは大きな節約になる!
自宅でヘアカットができるようになると、時間の節約になるだけでなく、お金の節約にもなります。
例えば、2ヶ月に一度、1,500円カットの美容室に行くとすると、1年間で9,000円になります。
一方で「子どものヘアカットに必要なもの3つ」の章でお伝えした3つの道具を揃える費用は、ものにもよりますが、おおよそバリカン4,000円、はさみ・くし1,500円、ヘアキャッチャー100円(百均)と、計5,600円で済ませることができます。
つまり、1年間で比べると3,400円の節約になります。
しかも、自宅でのヘアカット道具は、一度買ってしまえば1年以上使用することができます。
仮に、小学校6年間の散髪代を計算すると、美容室代は1,500円×36回(6年間)=54,000円、自宅でのヘアカット代は(道具が壊れなければ)3,400円のままとなります。
5万円以上の節約になると考えると、一度検討してみてもよいかなと思う方も多いのではないでしょうか。
自宅に訪問してカットしてもらう「訪問美容」が利用できる場合も
「障がいのある子どもがいる」「医者に自宅療養を指示されている」などの事情がある場合、自宅に美容師が訪問してヘアカットしてくれる「訪問美容」が使用できる可能性があります。
子育て中のママ、パパが、子どものために訪問美容を利用できる条件は主に以下のようなものです。
・障がいのある子どもがいる
・医者に自宅療養を指示されている
また、お子さんでなくパパ、ママ自身が訪問美容を利用できる条件として、以下のようなものもあります。
・妊娠中
・乳幼児を育児中で美容室に行けない
もしあなたが上記の条件を満たすようであれば、訪問美容を行っている事業者に問い合わせてみてください。
お金はかかりますが、プロの美容師が自宅まで来てヘアカットをしてくれます。
まとめ
ここまで「自宅での子どものヘアカットに必要な道具3つ」「自宅でできる、バリカンを使った簡単なヘアカット方法」などをお伝えしてきました。
また、状況によっては「訪問美容」という選択肢も使えるかもしれないこともお伝えしました。
子育て中はなかなか時間が取れず、お金もできるだけ節約したいものですよね。この記事の情報が、少しでも子育てのお役に立てば幸いです。
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