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美容師に必要なコミュニケーション能力を高める方法は?使える会話のネタも紹介

2024.05.29

美容師に必要なコミュニケーション能力を高める方法4つ!使える会話のネタも紹介

美容師には、カットやカラーなどの施術スキルだけでなく、施術中のコミュニケーション能力も求められます。

ですが、「施術中、会話が続かず気まずい」「お客様と楽しく会話する方法がわからない」と悩んでいる美容師も多くいます。

ここでは、コミュニケーションのコツ、施術中に使える会話のネタ、コミュニケーション能力を高める方法についてお伝えします。

美容師に求められる能力

美容師に必要なコミュニケーション能力を高める方法4つ!使える会話のネタも紹介

美容師には「美容師の技術」「接客スキル」「観察力と傾聴力」が求められます。

カットやカラー、パーマなど、ヘアスタイルを作る技術として美容師の技術が求められるのはもちろんですが、それ以外の接客スキル、観察力と傾聴力も、美容師としては欠かせない能力です。

接客では、お客様ひとりひとりに合わせたコミュニケーションを取る必要があります。
美容師との会話を楽しみにしているお客様もいれば、施術中はあまり話したくないお客様もいるでしょう。

個人個人のニーズに合わせ、お客様が気持ちよくサービスを受けられる雰囲気を作ることが大切です。

また、お客様の現在のヘアスタイルから理想のヘアスタイルに近づけていくために、髪の癖や頭の形を観察する力も求められます。

また、会話の中でお客様の悩みやコンプレックスを見極めていく傾聴力も必要です。

美容師に必要な接客スキルであるコミュニケーション能力と観察力・傾聴力を身につけることで、あなたの技術を存分に活かしながら、お客様の理想のヘアスタイルを実現することができます。

円滑なコミュニケーションを取るためのコツ5つ

美容師に必要なコミュニケーション能力を高める方法4つ!使える会話のネタも紹介

お客様と気まずくならずにコミュニケーションを取るためにはコツがあります。

ここでは、コミュニケーションを取るためのコツを5つお伝えします。

①無難な話題を用意する
②お客様に話を振る
③相手の反応を見る
④お客様から話を引き出す
⑤ひとつの話題を掘り下げる

①無難な話題を用意する

一般的に、政治・宗教・スポーツの話題は気まずくなる可能性が高いため、初対面の人とは話さない方がよいでしょう。

なので、後ほどご紹介する「会話のネタ」ような、多くの人が無理なく話すことのできる話題をあらかじめ用意しておきましょう。

②お客様に話を振る

会話をするときに、自分ばかり話しすぎずお客様に話を振るようにしましょう。

人はただひたすら相手の話を聞く状況には退屈しやすいものです。
こちらから話しかけられる話題を用意し、「◯◯さんはどうですか?」と話を振ることを意識しましょう。

③相手の反応を見る

会話中、自分の発言に対するお客様の反応を見れているでしょうか?

お客様が「自分から話さない」「質問をしてこない」「生返事が多い」ときは、退屈している可能性があります。

そういったときは「ちょっと髪を乾かしますね」「前髪カットしていきますね」と一回会話の切れ目を作り、少し間を空けてからまた会話を始めるようにしましょう。

④お客様から話を引き出す

コミュニケーションを取るとき「がんばって話題を提供しないと!」と張り切りすぎてはいないでしょうか。

しかしコミュニケーションはキャッチボールなので、こちらから話し続けるだけでは成り立ちません。

お客様が話したそうな話題があれば、興味を持って質問してみましょう。
お好きな話題であれば、きっといろんなことを教えてもらえるでしょう。

⑤ひとつの話題を掘り下げる

ひとつの話題について詳しく掘り下げていくのも、コミュニケーションのコツのひとつです。

具体的には「このお休み、何かされました?」と聞いて「映画見てきました」と返してもらえたら「なんの映画見てきたんですか?」「映画お好きなんですね。オススメの映画とかありますか?」とつなげていくことができます。

ただし、何度も何度も質問をしていると尋問のようになってしまうので、適度に相槌も打ちながら、話題が途切れたら少し間を空けてから次の話題に行くとよいでしょう。

お客様と良いコミュニケーションを取るための会話のネタ5選

美容師に必要なコミュニケーション能力を高める方法4つ!使える会話のネタも紹介

「話をこちらから振るのが大事」といっても、振ることのできる話題がなければコミュニケーションは始まりません。

ここでは、美容師の定番会話ネタ5選をお教えします。

①趣味、休日の過ごし方
②仕事、学校
③美容、健康
④食、グルメ
⑤時事ネタ、トレンド

①趣味、休日の過ごし方

どんなお客様にも投げかけやすいのが、趣味や休日のお話です。

旅行やグルメ、アニメやゲームなど、お客様自身が興味ある話題であれば、多くの人が積極的に話してくれるでしょう。

もしお客様に趣味がない場合は、学生時代の部活や今後やってみたいことなどを聞いてみるのもオススメです。

休日の過ごし方は、まず自分自身の休日の過ごし方について簡単にお伝えした後に「◯◯さんはお休みって何されてますか?」と聞いてみるとよいでしょう。

こちらから先にお伝えすることで、尋問されている感じを無くすことができます。

②仕事、学校

お客様が社会人であれば、仕事の話について一度は話題を振ってみるとよいでしょう。

職種によっては、ヘアスタイルに制限があるところもあります。
的外れなヘアスタイルの提案をしないためにも、できれば早めに聞き取っておきたいですね。

ただし、お客様によっては仕事の話をあまりしたくない人もいるので、話題を振ったときの反応はよく見ておきましょう。

また、お客様が学生であれば、学校や部活、習い事などの話を聞いてみると良いでしょう。

③美容、健康

美容室に来るお客様は、美容、健康に関心のある方が多くいらっしゃいます。
お客様がしている美容ケアや健康法があれば、興味を持って聞いてみるとよいでしょう。

ただし美容に関して、こちらが持っている知識をひけらかしたり、上から目線で教えるようなことはしないように気をつけましょう。

④食、グルメ

食べ物の話題も、年代問わずできる話のひとつです。
お気に入りのお店や料理について聞いてみましょう。

もしお客様が近くに住んでいれば、美容室周辺のレストランについてお話するのもオススメです。

仲良くなれば、お互いにお店を教え合うこともできるでしょう。

⑤時事ネタ、トレンド

そのとき流行っているものや、時事ニュースなども話題のひとつとして挙げられます。

学生のお客様であれば、学校で流行っていることやSNSで話題になっているものについて聞いてみるとよいでしょう。

もし自分がその話題について知らなくても、教えてもらうことで他のお客様との話題に使うこともできます。

年代が上のお客様であれば時事ニュースやゴシップの話題などを振ってみるのもオススメです。

ただし、そういった話題を好まない人もいるので、相手の反応を見て、同じ話題を続けるかどうか判断しましょう

コミュニケーション能力を高めるための方法3つ

美容師に必要なコミュニケーション能力を高める方法4つ!使える会話のネタも紹介

コミュニケーション能力を高めるには次の3つの方法も押さえておくことが重要です。

①日常的に話題探しを意識する
②SNSやYouTube、雑誌などで情報収集する
③お客様の話をメモしておく

これらを意識しておくことで、コミュニケーションが今よりも取りやすくなり、コミュニケーション能力を高めることに繋がるでしょう。

①日常的に話題探しを意識する

先ほどご紹介した5つの話題は、定番のネタとして持っておく必要があります。
ですが、1人のお客様にずっと5つの話題だけを振るわけにはいきません。

普段過ごしている日常の中で「先週見たアニメ面白かったな」「帰り道でちょっといいことがあった」など、話題のきっかけになりそうなことがあればなんでも、メモして覚えておきましょう。

リピートしてくれているお客様と盛り上がれたり、意外な共通点を発見できたりするかもしれません。

②SNSやYouTube、雑誌などで情報収集する

コミュニケーションを取る上では、先ほどお伝えしたように、基本的には聞き役に回った方がうまく話をすることができます。

ですが話題が途切れたときは、こちらから何か話題を提供する必要があります。

SNSやYouTube、雑誌、ニュースなどは情報の宝庫なので、自分にあったメディアを見つけ、習慣的に情報収集するようにしておきましょう。

そうすることで話題が途切れたときも困らずに話し始めることができます。

③お客様の話をメモしておく

人は自分のことを覚えてもらえていると嬉しいものです。

なのでお客様を接客した後には、カルテに施術内容を記録することに加えて「お客様はどのような人だったか(学生か社会人か、趣味、興味あることなど)」「そのお客様とどんな話をしたか」をメモしておくようにしましょう。

そうすることで、次回来店されたときにも「〇〇さんこんにちは!前お話ししてた漫画、最新刊出ましたね」など、スムーズに会話を始めることができます。

若い人との会話が苦手なら、訪問美容師という働き方も

美容師に必要なコミュニケーション能力を高める方法4つ!使える会話のネタも紹介

もし、若い人とコミュニケーションを取るのが苦手な場合、若い人とのコミュニケーションが少ない「訪問美容師」という働き方もあります。

訪問美容は、高齢や病気などで自力で外出が難しい方に美容サービスを提供するというサービスの性質上、主な顧客層が高齢の方になります。

その分、介護の知識なども必要になりますが、一般的なサロンワークとは大きく異なる接客スキルが求められると言えるでしょう。

けれどもし、年配の方とのコミュニケーションの方が得意であれば、一般的な美容師よりも訪問美容師の方が向いているかもしれません。

「一般的な美容室での接客」に苦手意識がある場合、高齢の方を主な顧客とする訪問美容師として働くことを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

参考コラム:
訪問美容の「魅力」と「やりがい」とは?訪問美容師にはどんな人が向いている?

美容師業は「訪問美容」の時代へ|訪問美容って何?始めるために知っておくべきこととは

まとめ

ここまで、美容師に求められるコミュニケーション能力について、コツや会話のネタなどについて解説しました。

また最後には、「一般的な美容室における接客」とは異なる接客スキルが求められる、訪問美容師という選択肢についてもお伝えしました。

この記事で述べたような方法で、コミュニケーション能力を高めていくことは可能です。

ですが、もしあなたが一般的な美容室での接客とは異なる働き方も探しているのであれば、一度訪問美容師としての働き方を検討してみることをオススメします。

訪問美容について、当サイト「GOCHOKI」では、訪問美容に関心ある方に役立つ内容の記事を多数掲載しています。

訪問美容に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

→ 訪問美容「GOCHOKI」のお役立ちコラム